沖縄の麺料理といえば「ソーキそば」が有名ですね。ソーキとは骨付きのスペアリブのことですが、那覇のスーパーでは骨まで柔らかく食べられる「軟骨ソーキ」という魅力的な食材が、驚くほど安く手に入ります。これをまとめて煮込み、泡盛のアテにする時間はまさに至福のひとときです。
残念なことに、内地(本州)ではなかなか見かけない食材ですが、売っているのを見つけたら即購入して作っています。
作り方はとっても簡単。味付けをして圧力鍋で20分煮込むだけです。トロトロに仕上がる我が家の定番レシピをご紹介します。

- 食材の調達と準備
ディスカウントスーパーの「オーケー(OKストア)」では、「豚バラ軟骨」という名前で並んでいました。なんと100g 89円! 本場・那覇で買うよりもずっと手頃で驚きました。
今回は、約1.3kgをまとめて贅沢に煮込んでいきます。

まずは、バラ軟骨 (軟骨ソーキ)をそのまま圧力鍋に入れます。

2. 調味料を合わせる
味のベースとなる調味料を加えます。
醤油: 75ml
みりん: 150ml
泡盛: 60ml(良い泡盛を使うのは少しもったいない気もしますが、仕上がりが格段に違います)
酒: 少々

3. コクを加える (黒糖)
沖縄らしさを出すために、黒糖を2かけ加えます。
今回は、黒糖が無いので黒砂糖大さじ2を加えました。
(※もし黒糖や黒砂糖が手元にない場合は、代わりにみりんを50ml 追加してください)

4. 薬味を刻む
ニンニク (大1かけ)と、生姜 (1かけ)をみじん切りにします。

5. 煮汁の仕上げ
刻んだニンニクと生姜を鍋に入れ、さらに水:400mlを加えます。
仕上げにブラックペッパーをグルメミルで大量にゴリゴリと削り入れ、隠し味として鰹節を少々追加します。

全体をよく混ぜ合わせ、軟骨ソーキがしっかりと煮汁に浸かるように整えます。

6. 圧力鍋で煮込む
鍋のフチをきれいにしてからフタをしっかりと閉め、火にかけます。

我が家で愛用しているのは「フィスラー (Fissler)」の圧力鍋です。圧力が加わってくると、手元の安全バルブ (青いボタンのような部分)が少しずつ上がってきます。現在は白い線が1本見えてきました。

数分すると、写真のように白い線が2本になります。この状態になったら弱火に落とし、弱火をキープしながら20分間煮込みます。

20分経ったら火を止め、あとは圧力が自然に抜けるまでそのまま放置します。
青いボタンが完全に下がり、白線とシューという音が消えたら、いよいよ完成です。フタを開けると、素晴らしい香りが広がります。

⚠️ シニアに嬉しいひと手間:ラード (脂)を取り除く
ここからが、健康的においしく食べるための大切なポイントです。
寒い季節なら一晩置いておけば脂が白く固まりますが、この浮いている白い脂は純度100%の「ラード」です。
健康を考えるシニア世代にとっては少し控えたいものですので、きれいに取り除きましょう。

【夏の暑い時期でも一瞬で脂を固める裏ワザ】
6月〜10月頃までの温かい季節は、そのままでは脂が固まりません。そこで活躍するのが、冷凍庫にある大きめの保冷剤です。

保冷剤の上に鍋をドンと乗せて冷やします。
(※しばらくすると保冷剤が溶けて鍋が少し傾いてくるので、水平になるよう時々調整してください)

鍋の底に結露の水滴がついてきたら、十分に冷えたサイン。
保冷剤を取り除きます。

暑い季節でも、この方法を使えば写真のようにラードが綺麗に白くカチカチに固まります。

あとはスプーンを使って、固まったラードをすくい取っていくだけです。
スプーンでパキパキと簡単に剥がれるので、作業自体もなかなか楽しいものです。

すくい取ったラードはポリ袋にまとめて、スマートにゴミ箱へ。

固まったラードは、スプーンで簡単にすくえますので、どんどん取り除きましょう。

ご覧の通り、ギトギトした脂がほとんど無くなり、旨味が凝縮された極上のスープとソーキだけが残りました。

こんなにたくさんのラードが取り除けました。

7. 小分けにして冷凍保存
でき上がった軟骨ソーキ煮は、1回分(4〜5個ずつ)に分けてポリ袋に入れ、口を縛ります。このとき、酸化を防ぐためにできるだけ空気を抜いて密閉するのが長持ちさせるコツです。
あとは、ジップロックなどのフリーザーバッグにまとめて冷凍庫へ。これでいつでも好きな時に楽しめます。

至福の晩酌:お気に入りの泡盛とともに
いただく時は、レンジなどで解凍して温め、お好みで和辛子をちょんと添えてみてください。
トロトロに柔らかくなった軟骨は、口の中で心地よくとろけます。

数ある銘柄の中でも、私の一番のお気に入りは「春雨 ブルー」。この芳醇な泡盛をロックで用意し、自家製の軟骨ソーキ煮と合わせれば、自宅にいながら那覇の夜風を感じるような「最高!」の晩酌タイムが始まります。
皆さんも、スーパーで豚バラ軟骨を見かけたら、ぜひこのヘルシーで極上のアテを仕込んでみてはいかがでしょうか。
→→ 玄米焼きおにぎり